【自転車北海道旅】夏風邪サバイヴ2019 振り返り
2019年の6月19日から10月5日まで自転車にて北海道を旅していました。トータル109日ですね。長いように思えるけど過ぎてしまえばあっという間。ここでは旅の振り返りについて記載していきます。
【自転車北海道旅】夏風邪サバイヴ2019
旅の目的
今回の旅の主な目的はこちらで書いた通り
- 北竜町のひまわり鑑賞会
- 上士幌のバルーンフェスタ
- 北海道マラソン攻略
- 道の駅攻略
の4つです。ここでは上記の4つに触れつついろいろ記載していきます。
旅のルート
105日間の移動ルートは以下になります。
ストラバ)https://www.strava.com/activities/2770013910
※中エリア単位でのルートはこちらから
我ながら結構頑張ったなーと思います。行って戻ったりすることも結構あったのでかなりしんどかったです。滝ノ上や温根湯は日帰りだったので精神的にもツライ行程でした。増毛や小樽を飛ばして微妙に一周になっているのかわからないのがポイントw
メインイベント系
北竜の向日葵はやっぱりよかった
北竜町の向日葵、今回のメインイベントでしたがやっぱりよかったです。広い土地に向日葵が咲いてる様は圧巻。随分昔から行ってみたいなぁと思ってたので今回行けてよかったです。シーズン中にトータル4回見に行ったけど、一度も快晴にならなかったのが心残り。天気についてはどうしようもないのですが。。。
祭りに合わせて連れてこられた合鴨ちゃん。初日はエサに見向きもしなかったのに1週間後にはエサにメッチャがっついてる。人に慣れてなかったのが原因らしいです。現金なヤツめ!
北竜の向日葵の記事はこちらから。
無事に開催されたバルーンフェスティバル
上士幌のバルーンフェスティバル、こちらも3日間すべて張り付いてました(2日目は日中足寄に行ってたけど)。こちらも天気がイマイチ。バルーンの体験搭乗も一時中止したり再開したりの繰り返し。バルーンは天候に大きく左右されるからなかなか難しいですね。お祭りが開催されてもバルーンを飛ばさない、みたいな状況にならなかったのはよかったです。
今年はバルーングローが実施されました。ここ数年はまともに実施できず、去年はバルーンなしでバーナー点火するのみだったらしいです。これに立ち会えたのは本当に運がよかったと思います。
祭り最終日も上士幌のキャンプ場で野営していました。翌朝セコセコ撤収の準備をしているとバルーンを飛ばしていました。天気は晴れ、やっぱり晴れ空に浮かぶバルーンはいいですね、とても絵になります。
天候にものすごく左右されるイベントなので来年来てもいい結果になるかがわからないのがツライところ。イベント期間中に快晴の状況でたくさんのバルーンを拝みたいですね!こうなると毎年通うことになるのか。。。ハードルめっちゃ高いぞ!
バルーンフェスティバルの記事はこちらから。
夏場のレースで走り込みが少ないのは致命的
今回の旅で最も難易度が高かったものが北海道マラソン。旅の期間中にフルマラソンを走るという、かなり無茶なことやってました!
何が難しいかって、レースなので制限時間があること。旅中はどんなに遅くてもペダルを回してれば目的地にたどり着けるけど、レースはゴールにたどりつけない可能性もあります。これはかなりハードです。
2か月ほど走ってない状態でレースに参加。レースの直前に少し走ったけど、やはり走り込まなかった分ツライレースになりました。特にエイドで給食をうまく摂れず水分だけ摂ってたので、ガス欠な上にお腹の調子も悪くなるという。30キロ以降はペースも落ち、北大内ではゴールは余裕とわかると歩き始める始末。練習不足全開のレースになりました。
終盤歩いたものの完走できたのでよかったです。タイムよりも完走することが重要だったので結果は満足です。ただ無茶なことしたなーというのが旅終了後の感想。レースで倒れて旅が難しくなる、みたいな展開が一番最悪だし。夏場にフルマラソンを走るリスクを考えると、今後は今回みたいな無茶なことはしない方が無難ですね。
道内を自転車で周ったけど、どこでもマラソンやってますね。北海道を自転車で周った身としてはいろんなレースに参加したくなります。自転車で走った道をマラソンで走る、面白そうじゃないですか!ただ各地で開催されるレースはフルよりもハーフの方が多い印象。フルメインで走っているのでハーフで遠征するのは少しハードル高いです。とりあえず今度は函館、網走、サロマ湖あたりを走りたいですね。もちろん旅とは別にw
北海道マラソンの記事はこちらから。
道の駅全124カ所制覇
北海道内の道の駅124カ所、すべて周り切りました!もちろんフォーレスト276大滝も含む。
道の駅は旅の目的の一つで、行けばどんどんタスクが増えるので大変でした。それをやり切ったので、最後の豊浦道の駅での達成感(解放感かも)は計り知れなかったです。正確には谷地頭温泉に引きこもって最後の作業をしてたけど。
周り切った感想は「自転車で周るものではない」ですね。正直かなりしんどかった。。。道の駅に行くのに峠を越えなければならないような場所も多く、それが一度の行程で複数あるともう大変。基本的に自転車で移動することは想定していないのでしょうね。白滝道の駅は特にそう。
道の駅を周ることで移動に制限が結構かかったけど、逆にルート選定が比較的容易になったのも事実。目的が道の駅なので、先のルートを考えやすかったのは長旅で随分楽でした。今回の旅で本当にやりたかったことに即してることもあり、道の駅を周るという選択はよかったです。でもやっぱりオススメはできません、ツラいから。道の駅を自転車で周るのは俺だけでいい!道の駅を周りたいなら車を強く推奨します。
道の駅の記事はこちらから。
余談ですが、白滝道の駅近くを走っている国道333号ですが、網走監獄に行くとちょっと見え方が変わるのが面白かったです。気になった方は国道333号と網走監獄の関連性を調べてみてください。
サブイベント系
羊蹄山は気まぐれお天気
羊蹄山麓を半周ぐらいしてきました。しかし快晴で羊蹄山を拝むことは叶わず。どこから見ても雲がかかるんですよね。天気がいい時に間近で拝みたかったです。
次に行くときは登山もいいかもしれないです。登山経験ほぼないから登山目的ならかなり先になりそうだけど。登山後にニセコで温泉、なんてのもよさそうですね。
羊蹄山麓の京極道の駅はよかったです。ジンギスカンおいしい。水がいいところは食事もおいしい印象です。
名水の郷と謳うだけあってお水はおいしかったです。道の駅休憩スペースではキンキンに冷やした湧き水を常時飲めるようになっておりグビグビ飲んでましたwセイコーマートの京極のお水にもすごくお世話になりましたね。
しかし中山峠道の駅では天気よく、名前の通り望羊な景色を拝めたのでよかったです。朝一で中山峠を攻略した甲斐がありました。
知床ではやや消化不良気味
今回の旅では東側は反時計周り。知床峠は羅臼から攻略しました。しかもメッチャ暑いタイミング。羅臼方面からだと急勾配カーブ多めのルートで難易度高め、かなりきつかったです。
11年ぶりの知床峠、前回は夕方だったけど今回は昼前。しかも天気がいいので最高ですね。その分登頂が大変だったのですが。
今回は遊覧船に乗りたかったので知床五湖は断念。知床自然センターから結構距離があり自転車で行くにはリスク高め、熊のエリアだし。バスもいいタイミングの時間がなかったので諦めました。割と行きたかっただけに残念でした。道の駅攻略の観点から余裕がなかったので仕方ない判断。まぁ違うタイミングで行く機会もあるでしょう。その時の楽しみにしておきます。
羅臼から更に北に行くと面白い温泉があるって話も聞いていたけどこちらも断念。やり残してることはいっぱいありますね。
日本最北端へ行く
今回も宗谷岬に行ってきました。去年も2回行きました。結構行ってますね。。。
今回は去年走った稚内平和マラソンのルートと同じ方向で走行。マラソンで走ったルートを自転車で走るとまたマラソンしたくなりますね。近いうちに稚内平和マラソンに参加するフラグかな!?
去年行けなかったロシア料理屋にも行けたので稚内行きは割と満足でした。これで利尻礼文にも行けてたら何も言うことなかったんですけどね。これまた次回北海道旅の楽しみになってしまいました。
今回は最東端にも行ってきました。納沙布岬は天気が悪かったのであまり印象にも残らない感じになりましたけど。
花火大会に潜入
夏シーズンに滞在したこともあり、祭りに参加することもありました。普段は人込みを避けるので祭りもいかないのですが、今回はタイミングが合えば積極的に行ってきました。こういう機会でもなければ行くこともまずないですし。
その中で花火大会にも潜入してきました。旭川、上士幌、帯広と3カ所。デイリー開催の洞爺湖も含めると4カ所ですね。花火大会も久しぶりに行きましたけど賑わいぶりがすごいです。さすが夏の風物詩といったところでしょうか。帯広の花火大会は道内一というだけあって賑わいぶりも凄ければ花火も凄かったです。エンターテインメント感がすごくお金かかってそう。有料席で見ると全然違いそうな感じでした。破裂音が激しい!
基本的に走りっぱなしの旅でしたが、思ったよりも夏らしいことをしてますね。道中では振り返る余裕がありませんでしたが、振り返ってみるとやはり充実した旅だったなと思います。
初めてのキャンプ旅は改善事項ばかり
今回はキャンプをしながら旅をしましたが、キャンプ自体初めてでした。キャンプを実際やってみるとなかなかうまくいかないものですね。
一番大きなものとしてはやはり虫問題。特に森の中でのキャンプは対策必須。赤井川キャンプ場ではひどい目にあいました。衣類選択は走行中のことしか考慮していなかったので肌の露出がメッチャ多かったです。おかげで虫にいいようにされてしまいました。最終的に長いパンツに蚊取り線香も装備していました。
自炊道具周りも事前にもう少し考えていた方がよかったですね。バーナーはガソリンバーナーからOD缶のバーナーへ変更、携帯テーブルも導入、装備が大幅に変わりました。特に携帯テーブルはあるとないとでは結構違いました。バーナーが使いやすくなるだけでなく、PCなど高さがちょっと欲しいものの作業をするのにずいぶん助かりました。
バーナーは結局お湯を沸かす、茹でる、ぐらいにしか使ってないのも少し勿体無かったですね。ちょっとした調理ぐらいしたい気分でしたが、そのためには持ち物が増えるということが最後までネックになり調理すること叶わず。北海道の場合セイコーマートが便利なので、次に同じような旅を北海道でしても似た結果になりそうですけど。
旅の途中でいきなり実践するのもハードル高いので、何処かのタイミングでまたキャンプに行って色々試していきたい気分です。
キャンプ周りは改善の余地がいっぱいありそうなので今後の課題ですね。
新幹線輪行について
今回は函館スタートにして初の北海道新幹線利用で行きました。やってみた感想としては「4時間は長い疲れる」です。ずっと座りっぱなしは結構疲れます。疲れすぎで寝てしまい、気付いたら北海道という感じです。青函トンネルも過ぎていた。。。往路復路どちらもシーズンオフのタイミングだったので割と空いており楽といえば楽でしたが。
値段も考えると飛行機輪行の方がやはり楽そうですね。時間が全然違う。飛行機輪行はまだ実践したことがないので次は飛行機利用になるかも。飛行機輪行の場合ネックになるのは空港に行くまででしょうか。成田空港発だと特に移動が大変そうです。
荷物は送って楽しよう
今回の旅のテーマで「楽できるところは楽をする」というのがあり、その一つとして輪行時の荷物削減がありました。輪行時に荷物が多いと大変なので、往路復路ではホテル(もしくは自宅)に必要最低限のもの以外を宅急便で送りました。これはよかったです。輪行時に荷物が多いとそれだけでつらくなります。自転車持ちにくいし。
北海道⇔千葉間、2箱で5000円弱。1箱にまとめられれば3000円弱ぐらいで行けそうです。自転車の前後輪サイドにバッグをつけるケースの場合だと1箱にできないかもですが。お金で解決できる部分はお金で解決する、なんとも社会人らしい発想ですねw
段ボールの入手経路だけは先に考えておいた方が無難です。特に旅先。
この方法、実際負担も減ればストレスも減るので個人的には強く勧めていきたいです。
データ集計系
項目 | 値 |
総走行距離 | 6157㎞ |
道の駅攻略件数 | 123駅(フォーレスト276大滝入れれば124駅) |
セイコーマート利用回数 | 275回 |
└飲料引換補助券 | 110枚 |
ラッキーピエロ攻略店舗数 | 14店 |
パンク回数 | 3回 |
総走行距離約6200㎞、北海道から沖縄を余裕で縦断できる距離ですね。頑張った!俺!
セイコーマートは平均2.5/日。結構利用してますね、さすがジャンキー!
同じ店舗で食事後に持ち歩き用のペットボトルを買う、などしていたので回数が結構多くなっています。
飲料引き換え補助券は夏の数週間期間中に対象ペットボトルを購入するともらえるやつ。夏場の水分消費の激しいことが伺えますね。
ラッキーピエロは函館市街から西の2店舗が攻略ならず。最後に行こうとも考えたけど面倒だったので止めました。
10店舗攻略でもらえる賞品はもらいました。
パンクは道北での悪夢ですね。。。逆に言うと、それ以外で全くパンクしていないのはエンペラーツーリングマスターの優秀さが光っていたとも言える。
最後に
北海道にて3か月超過ごしていました。1シーズン丸々違う土地で過ごすのは初めてです。大変なことの方が多かったですがとても充実していました。
北海道だとこういった旅は夏しかできないのがツライですね。さすがに雪の中で野営する勇気はないです。
長い時間をかけて北海道を周りましたが、まだまだ知らないこと/行ってないところが圧倒的に多いです。自転車ではそれほど走れないので行ける場所もかなり限定されます。特に最近は熊の出没情報も多いので、熊多発地域では長居したくないです。そのエリアに行かないという選択をすることも多かったので大変でした。
実は夏(とその前後)以外に北海道に来たことないんですよね。なのでまだ北海道の一部しか見てないような状態です。さすがに北海道は広い。今回それなりに時間をかけたつもりですが全然足りない感じです。やり残したこともたくさんあるし、また行きたいです。
次に北海道に行くときはまた自転車旅か、マラソンをしに行くか、友人に会いに行くか、それとも普通に車で観光か。
次はどういった目的で行くかまだ分からないけど、次に行く時が楽しみですね!
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