ストラバアクティビティをgpx形式で結合する
- 2021.06.27
- ツール
ストラバで取得したアクティビティログをgpx形式で結合する方法について記載していきます。
アクティビティをGPX形式で結合
GPXとは
GPX(ジーピーエックス、GPS eXchange Format)は、GPS/GNSS装置やGPS/GNSSソフトウェアなど、アプリケーション間でGPS/GNSSのデータをやりとりするためのデータフォーマットである。GPXは、XML Schemaベースでデザインされており、ウェイポイントや軌跡、ルートなどを記述する。
引用:wikipedia
簡単に言うとxml形式で座標と時間情報が書かれているようなファイルです。以下はgpxファイルの例です。
GPXを結合する方法
gpxを結合する方法は2つあります。
- テキストエディタで結合
- ツールを用いて結合
テキストエディタで結合
gpxファイルはxml形式なので直接編集することが可能です。テキストエディタで対象ファイルを開き、該当する箇所に追記することでアクティビティの結合ができます。
ツールを用いて結合
gpxファイルを結合するツールを用いることでファイルの結合が可能です。最終的に同じフォーマットで出力するので、本質的にはテキストエディタでの結合と同じことをやっています。たぶん。今回はコチラについて触れていきます。
gpxファイルについて
ここではgpxファイルの内容について軽く触れます。
metadataタグ(赤枠):メタデータがここに記載される。この中にあるtimeタグは結合時に操作が必要
trkタグ(青枠):アクティビティ情報がここに記載される。アクティビティ名、概要、ルートログ情報のみ?ツールでgpx結合時はこのタグが増えるイメージ
trksegタグ(緑枠):ルートログ情報が記載される。座標と時間のセットで書かれる。時系列順に並んでいる
ツールを用いて結合を実施
ここではツールで結合する方法を記載していきます。
ツールのダウンロード
使用するツールはコチラ
ダウンロードURLからツールをダウンロードし、任意の場所に解凍します。
gpxファイルのダウンロード
まずはgpxファイルをダウンロードします。
これを結合するアクティビティ分実施します。
ツールに対象gpxファイルをインポート
ツールに結合対象となるgpxファイルをインポートしていきます。
ダウンロードした轍を起動し、gpxファイルをインポートします。
結合順を入れ替える
インポートしたgpxファイルの順番をソートします。轍のトラックタブを開いて操作していきます。
上から順に結合していくので、必要に応じて対象の順番を変えていきます。
gpxファイルのエクスポート
結合順の整理が完了したらエクスポートを実施します。
※その他細かい設定も可能ですが、今回は割愛
エクスポートしたgpxファイルの時間を変更
エクスポートしたgpxファイルの時間を変更します。
そのままだとストラバに取り込む際にアクティビティの重複エラーが出てしまいます。これの対策にgpxファイル内に記載されている時間を修正します。
gpxファイルを任意のテキストエディタで開きます。metadataタグ内にあるtimeタグを修正します。修正したら保存をします。
※重複エラーの厳密な条件は不明ですが、少なくとも上記のtimeタグ(①)とtrksegタグ内にあるtimeタグ(②)の時間は、以下を満たす必要がありそうです。
①の時間 < ②の時間
時間変更前にストラバに取り込んだ場合
ストラバでgpxファイルを取り込み
時間を修正したgpxファイルをストラバにて取り込みます。
無事取り込むことができました。
注意事項(というかメモ)
- ストラバから出力したgpxファイルを結合し、ガーミンでの取り込みを試したが取り込めない
- ガーミンから出力したgpxファイルを結合し、ガーミンでの取り込みを試したが同様に取り込めない
- 上記結合ファイルをストラバで取り込むと正常に取り込める
上記事情はツールの設定で回避できる?要確認。
終わりに
gpxでの結合を実施した経緯とはガーミンアクティビティを連携したストラバのfitファイルとストラバアプリのアクティビティのfitファイルを結合した場合うまく動作しないです。ガーミンの時計でログを取れない時があり、ストラバアプリでログを取りましたが、それが今回のgpx結合の経緯ですね。アクティビティが同じフォーマットで取れてるなら素直にfitファイルの結合でよいと思います。
以前もgpxファイルの結合を試しましたが、アクティビティの量が多くなると無理、となりfitファイル形式での結合を採用しました、たしか。ツールでの結合も膨大な時間とgpxファイルが肥大化してたはず。今回は量がアクティビティの量が少なかったのでうまく行きましたが、アクティビティの量が多くなると現実的でない方法かもしれません。
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