北海道自転車旅2024夏 メインミッション振り返り

北海道自転車旅2024夏 メインミッション振り返り

2024年9月26日、北海道自転車旅から無事に帰還しました。
1か月チョイと長めの旅、元気ではない()ですが生還できたことをうれしく思います。

今回はこの自転車旅のメインミッション振り返りをしていきます。

北海道自転車旅2024夏

メインミッション

今回の旅のメインミッションは以下

奥尻は体力と日程の問題で今回除外しました。

5度目の北海道マラソン

北海道マラソンについては以下に記載しているのでそちらで。

北海道マラソン2024参加記録

苫前三毛別へ

今回苫前の三毛別羆事件復元地に行ってきました。三毛別の事件については以前から知っており、この復元地に一度は行ってみたいなと思っていました。
今回の旅でのメインミッションがこちらのオロロンライン側だったので寄るにもちょうどよく、復元地へ行く運びとなりました。

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【12日目】北海道自転車旅2024夏-苫前

復元地へは道道1049号(ベアーロード)を通っていきます。この道路はしっかり舗装されており一本道で迷わず行けます。そこそこ遠いですが。
事件現場ということで僻地・荒野をイメージしていましたが移動自体は快適でした。天候以外。
ちなみに道中はスピーカーに狙撃SEを定期的に鳴らすという荒業をしてました。効果があったかは不明。

そして復元地着。さすがに復元地は鬱蒼としてました。森の中で野生動物が今にも出てきそうな雰囲気でした。そして虫も酷い。どんより曇り空も
復元した家屋と熊を見ましたが、なるほど襲われたらひとたまりもないですね。壁はワンパンで破壊されそうだし、いきなり現れたらなすすべもなさそう。
虫が酷いこともありやるべきことをやって早々に退散しました。

熊も怖かったですが、道中のこの看板も怖かったですね。
「はいって死んでもしらない」
普通に考えたら私有地で野生動物に襲われて死んでも知らない、と解釈できそうだけど、「誰が」って書いてないところに恐怖を感じます。
これを見た時、「土地所有者にkillされても知らない」に思えましたね。道中でその所有者っぽい人が住んでそうなエリアがありましたがそこを通過したとき、その所有者に見られてる感がすごかったです。

この復元地行き前日、郷土資料館に行ってきました。昨年訪れたところですね。
復元地に行く前に予習として伺いました。

今回の目的は苫前羆事件調査報告書です。昨年欲しいなと思いつつ荷物になりそうだったので見送りましたが、今回入手してきました。

内容は存命の事件関係者の証言を元に事件の時系列及び当時の詳細をまとめたものになります。

旅から帰還後に読みましたが、熊の賢さ・執着具合が恐ろしかったですね。味を覚えればそれを執拗に狙い、違和感を覚えればその場を立ち去る賢さもある。待ち伏せに気付いて別の狩場に移動する、普通にヤバいやつです。熊は全長270㎝、体重380㎏。復元地にあった熊オブジェは誇張してるんじゃないの?って思ってましたが、リアルサイズっぽいですね。あれに襲われたらヤバイ。

三毛別羆事件復元地行き、自転車での移動は大変でしたが行けてよかったです。熊は恐ろしい、ということを改めて理解するきっかけになりました。今回の道中熊に遭遇しなく済んでよかったです。

天売・焼尻へ行く

今回の旅のテーマは離島に行く、でした。なので羽幌にある天売島/焼尻島に行ってきました。
今回は完全に道北、しかもオロロンライン側メインの旅ですね。ほぼ真反対の奥尻行きはやはりハードルが高すぎた。。。

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【13日目】北海道自転車旅2024夏-苫前〜羽幌天売・焼尻

【14日目】北海道自転車旅2024夏-羽幌焼尻〜初山別

天売島来訪

天売島に行ってきました。が、なんとなく察していた通りイマイチでしたね。
それもそのはず、9月は思いっきりシーズンオフです。天売島は海鳥の島ですがシーズンは6月ぐらい。なので特に何かあるでもなくなんとなく島を1周して終わりました。

焼尻島来訪

焼尻島に行ってきました。こちらは夜景が良いという事前情報を聞いていたので期待していましたが。。。期待以上でしたね。

キャンプ場に野営しましたが、周りに明かりがないため夜空はくっきりしていました。道中で一番良い環境でしたね。道北は大体明かりも少なく夜空もキレイに見れるのですが、ほとんどのキャンプ場は安全性のためか明かりがついているため、光で見えにくくなることが多かった(利尻礼文含む)ですが、ここはコチラは少し離れた灯台の光があるぐらいでした。これだけのために行くのもアリなんじゃないかなぁ。

また、焼尻ではサフォークが飼育されています。地味に初めて見ますね。白いボディに黒い顔がかわいい。夜空とサフォークだけで割と満足でした。

天売・焼尻行き注意

天売・焼尻に行くときは結構注意が必要そうです。

とりあえず行くタイミングは考えた方がいいです。特に天売はシーズンオフだと本当にやることがないです。
また、フェリーも車両の積載数制限があり直前に予約しようものなら載せられない、という可能性もあり無駄に滞在することもあります。
フェリーの便数も時期によって変わる、宿も当日予約できる保証はない、等地味にハードルが高い離島行きになってます。
来島する場合は計画的に行く必要があるので要注意です。

礼文島へ行く

礼文島へ行ってきました。礼文島はトレッキングがプッシュされてる島ですね。花や海の幸も見所ですが、天売同様シーズンオフでした。なので主にトレッキング目的で来島しました。

今回は2カ所のトレッキングをしてきました。1カ所目は岬めぐりコース。
岬めぐりコースは礼文島最北端のスコトン岬から始まり海沿いを歩いて岬を巡るコースです。距離は13㎞、4時間ほどで完走しました。

海沿いを歩くため勾配の激しいところを歩くことになります。これが結構キツイ!そして道の横すぐは大抵崖、高所が苦手な自分としてはドッキドキな行程でしたね。

ちなみに最後の岬の澄海岬は観光バスがたくさん来てました。ツアーのコースになってるみたいですね。

2カ所目は礼文岳。これはもう登山ですね。朝イチ登山をしてきました。

登頂時、大変天気が良かったです。視界を遮るものがなく、360度の展望ヨシ。他登山者曰く、利尻山よりもこちらの方が展望はイイらしいです。利尻山は山の先っちょまで登れないらしく、最も登れるところでもその山の先っちょ部分が展望の邪魔をして視界はイマイチとか。あと曇ることも多いらしい。今回天気が良かったのは割と運河よかったみたいです。ヤッタね!

ちなみに、スポーツサンダルで突撃しましたが、登山途中で破損、下山時にほぼ大破してました。割と長く使ってるスポーツサンダルでトレッキングには耐えられなかったようです。これに関しては反省会で記載予定。

と、礼文島でトレッキングを楽しんできたわけですが、正直ここで疲弊具合が限界突破してました。思えばこの登山以降から毎日の温泉ノルマが発生していた気がする。。。

利尻島へ行く

利尻島へ行ってきました。利尻島はやはり登山でしょうか。私は今回装備が貧弱だったのでスルー、島をゆっくり周遊してました。ちなみに上陸地の鴛泊(登山口もこの地)にあるセイコーマートではモンベル装備の人が多かったですね。おそらく登山客だと思います。やはりアウトドアのギアはモンベルが強い!

やはりこの島は利尻山ですね。周遊中も大抵山を眺めながら走れます。私が走った時は天気が良かった(風も強かった)ので終始綺麗に拝めました。

自転車乗りとして島1周ぐらいしないとな!ということで島1周ナイトライドもしてきました。夜なので交通量もなく、夜空もキレイ。走ればスタート地点に戻ってこれるというのはなかなかいいですね。あと北海道では離島じゃないとナイトライドが野生動物の関係上厳しいですからね。遊び方の一つとして提案したいぐらいです。

礼文での疲労MAX状態から1日にあまりハードなことはやってませんでした。鴛泊滞在時は温泉にプールが併設してたので泳いでいたけど。

と利尻では自転車!キャンプ!温泉!って感じでしたね。次回来島するとしたら登山ですかね。

以下山頂の360度展望です。

終わりに

今回離島めぐりをテーマに旅をしましたが奥尻はやはり無理でした。道北に行った後に道南は流石に厳しい!
奥尻行きもそのうち決行したいですが、キャンプ旅だと厳しいか。。。
あと自転車旅がマラソンに影響ですぎだったので要検討。

と、いろいろありましたが1か月超の旅、ミッションを完遂でき無事帰還できてよかったです。大変だったけど楽しかったです。
次回はいつできるか不明ですが楽しみに機会を待ちましょう!